Saturday, September 26, 2009

草食男子と手紙とブログ

優二君へ

私は時々あなたは本当に"天才"だったのではないかと思います。

誠君が未来を妄想した作文で、「優二君は天皇陛下になっていた」という一文を全校集会で読んだ時のことを時々思い出します。

小学生の私たちは爆笑しました。

天皇陛下というワードと優二君の組み合わせに、妙に納得感があり、本当に面白かったのです。

皆、優二君のことを少しバカにしていたのかもしれません。

たしかに優二君は勉強も運動も苦手なほうで、ばあちゃんに育てられていましたね。

でも最近では、そんな優二君を、本当に天才だったのではないかと思うのです。


中2のとき、ゆずのからっぽという曲の歌詞の意味を教えてくれましたね。

正直、恋愛経験のない私にとっては意味が分かりませんでした。

でも、その頃すでに優二君は色々な経験をしていたのですね。


優二君が西君に首を絞められたり嫌がらせを受けたとき、優二君は赤ちゃんみたいな真似をしていましたね。

私はいじめられるのが怖かったので、だまって見ていました。

でもその時、ものすごく色々なことを感じていました。

あれから、どうしていますか?


さようなら


おばあちゃんの古い家で、外にうち捨てられたバスタブに、ぽたぽたと滴り落ちていた水のことを覚えていますか?

私ははっきりと覚えています。

さようなら

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