Sunday, May 31, 2009
相対性理論 どこかちょっと新しいというポップ論
日本の音楽について友人と語ったとき、日本人は「全く新しいもの」には興味を持たないが、「ちょっと新しい、どこかしら新しい」ものには過剰に反応するという話になった。むしろ、そういうものに敏感に反応できる素質を持っているというか、だから、そういうものが「ポップ」になっていくんだという話をして、なんか納得してしまった。
自分もなんとなくそういう節があるし。
この相対性理論というバンドも、最初聞いたとき「ピン」ときてしまった。全く新しいわけではない。ボーカルの声が新鮮、ただそれだけ?のはずなのに、すごく今を感じるし、ポップだなぁと思うし、売れるだろうなぁと思うし、なんだか悔しい、やられた感がある。
普段の生活でも、例えば友達に会って、ちょっとしたアクセサリーでオシャレをしていたら、すかさずそれに反応するだろう。こういうのって日本人だけなんだろうか。ちょっとした変化、ちょっとした心遣いを敏感に感じ取れる力。そこで「みんな」つながってるから、そういう「ちょっとした」なにかが大衆的に受け入れられていく。
全く新しいものを作るより、どこかちょっと新しいものを作ったほうが、より多くのリアクションが期待できるのかもしれない。ということもちょっと踏まえておこう。
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